「オッカムの剃刀」で洗練された文章を|客を呼び込むライティング講座【第7回】

Razor

■オッカムの剃刀(カミソリ)

 

久しぶりのライティング講座です。

今回は、科学的思考法で
あなたの文章をスッキリ洗練させる方法をお教えします。

 

オッカムの剃刀」をご存知ですか?

毎日のSNS、ブログ、メルマガ投稿や
仕事上のレポート、プレゼンテーションボード、
原稿作成などにとても役に立つ剃刀です^_^

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「オッカムの剃刀」;Occam’s Razorとは、
中世イギリスの神学者ウィリアム・オッカムが
提唱したことで名付けられました。

オッカムの剃刀の法則と言われることもあります。

さて、これはどんなカミソリなんでしょうか?

文章にすると
ある事柄を説明するのに、必要以上に多くを仮定するべきではない
ということ。

思考の断捨離。哲学や科学における思考節約の原理です。

つまり、「ある事柄を説明する」ときには
無駄なものを削ぎ落とし必要最小限にすること。

この削ぎ落とすということから、
のちにオッカムの剃刀と呼ばれるようになりました。

日常の文章作成でオッカムの剃刀に近いのは
「推敲」でしょうか。

推敲とは、文章や詩を「推し」「敲 (たた) いて」
よりレベルアップさせること。

本来の意味はカミソリとは異なりますが、
行う作業は近いものがありますね。

余談ですが、その最も先鋭化したものが俳句といえるでしょう。

 

■具体例は

 

オッカムの剃刀の具体例はこんな感じです。

「Aさんがサマージャンボ宝くじを買った。
神棚に上げて当選発表の日まで毎日お祈りをし続けたお陰で、
なんと7億円が当たった。」

オッカムの剃刀を使うと、

「Aさんがサマージャンボ宝くじを買った。なんと7億円が当たった。」

ということになります。「なんと」も不必要かも。

味もそっけもない事実のみの文章になりますが
事実を正確に把握するためには重要です。

お祈りのせい…という下りには客観性がありませんものね。

 

■カミソリの使い方

 

さて、自分で文章を書く時に
とても役立つオッカムの剃刀の使い方はこれ。

①まず、できるだけ簡明な文章を書きます。
②そしてさらにそこから削ぎ落せるものをカットします。
 これがオッカムの剃刀を使った文章の背骨です。
③もちろんこれだけでは文章として味気ないので、
 装飾過多にならないように形容句をくわえます。
④そして最後に推敲。

こうすると、読者の方にもスッと入る文章が書けますよ。

余談ですが、
この書き方は文学などとは相反するようにみえますが
AIが文学を書く時代です。

オッカムの剃刀は、きっとそのプログラムのベースに
なっているのではと、一人ニヤニヤする今日この頃です。

 

追伸:この文章はオッカムの剃刀を一切使わずに書いたものです。
お叱りはご容赦下さい。

 


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