あなたが髪を切る本当の理由

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お客様が欲しいものは何だろう?

 

■ワイフに不評を買いましたw

 

一週間ほど前、ふと思い立って散髪に行きました。

暑くなってきたこともあり、
「両サイドと後ろを刈り上げて」
と、オーダーしました。

その時は、さほど深く考えなかったのですが

実は中学以来50年間、
刈り上げたことがなかったのです。

帰宅後ワイフに不評だったことといったら・・・

■髪を切る理由

 

さて、消費者の頭の中を覗く天才、
ドルー・エリック・ホイットマンは
こんなことを言っています。

「もし私が誰かに、髪を切る理由をきかれたら、
『髪が長くなった』とか、『妻に言われた』とか、
『手入れが厄介になってきた』とか言うだろう」

しかし彼が言うには、これは
本当の理由ではないそうです。

彼が髪を切る本当の理由はこうです。

「私に髪を切りたいという
気持ちにさせる本当の理由は、

私が人前に出たときの印象を気にしているから。
変な髪型で歩き回ったら人は
どう思うだろう?と心配だからだ」

つまり、最初に紹介した理由は
あからさまな虚栄心を隠したかったり、
あるいは批判にさらされて自分が
傷つくようなことを避けたい、
という思いから言っているのだと、彼は言います。

セールスパーソンがこのことから学ぶべきことは、

人間がある行動を起こす時、その根底には
人に言いたくない隠し事とも言える
「本当の理由」があるということです。

■私が髪を切った理由

 

では、私が散髪した「本当の理由」は?

週末に大きな会合があり、
沢山の参加者に紹介されるかもしれなかったのです。

まさに、
「人前に出たときの印象を気にしているから。」
ということに他なりません。

■「本当の理由」を知るメリット

 

「本当の理由」を知ることで、
消費者の注目を、
あなたの商品の価値やメリットに
結びつけてあげることができれば・・・

あなたのセールスはもっと楽になるでしょう。

消費者があなたの商品を求める
「本当の理由」は何でしょう?

この原点にいつも立ち戻ってみることです。

消費者はいつも「~したい」「~でありたい」
という本当の気持ちを心の中に秘めています。

セールスパーソンやマーケッターは
そのことを絶対に忘れてはいけないのです。

■『クロージングの心理技術21』

 

今回ご紹介する新刊本
『クロージングの心理技術21』では
このような身近な体験談を交えつつ、

著者のドルーが数々のクロージング術を
余す所なく教えてくれています。

セールススキルを高めたいという方は
ぜひ一度ご覧になってみてください。

http://directlink.jp/tracking/af/1411540/pSw71woV/

closing

 

■著者紹介

ドルー・エリック・ホイットマン

「ドクター・ダイレクト! TM」として知られる米国ダイレクトレスポンス広告界の第一人者。
11歳からダイレクトレスポンス広告による販売を始め、テンプル大学で広告学の学位を取得後、広告の世界で頭角を現す。
フィラデルフィア最大の広告代理店のダイレクト・レスポンス部門で長きにわたって活躍、
世界最大手のダイレクト型保険会社でシニア・ダイレクトレスポンス・コピーライターを務めたほか、
カタログ大手のデイ・タイマー社でアソシエイト・コピー・チーフを務めた経験を持つ。
全米自動車協会、アドバタイジング・スペシャルティ・インスティチュート、米国在郷軍人会、
アモコ、ファーバー・カステル、テキサコ、デイ・タイマーなど、
アメリカで最も成功している多数の大手企業や組織が彼の広告を採用している。
現在はコピーライター、トレーナーとして活躍中。
著書に『The $50,000 Business Makeover Marathon(5万ドルの会社改造計画)』 (共著)がある。
全米各地の商工会議所で開催し、高い評価を得ている「CA$HVERTISING」短期集中広告セミナーの開発者、プロデューサーでもある。

➡ Drew Eric Whitman

 


<推薦ビジネス書籍>

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短くても多くを得られるランディングページ|客を呼び込むライティング講座【第6回】

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間違いだらけのランディングページ

 

■まるで巻物?

 

ランディングページといえば、

縦長のロールカーテンのイメージではないでしょうか。

 

ひどいものは、巻物を縦に広げて見るような長々としたのもあります。

 

長い文章と説明でページを埋めていくこのやり方を

重みでたわむページ症候群

と言います。

 

これはまるで病気を誘発するようなページの作り方です。

 

1ページに情報を詰め込みすぎると、

訪問者はその情報をふるいにかけなくてはならず

多くの負担を強いられることになります。

 

今はモバイル端末の時代。

長すぎるランディングページは

読み手を全く別の道に迷い込ませるかもしれません。

 

残念ながら、あなたが見込み客と思っている訪問者は

まだそれほどあなたに夢中になっていないのが現実です。

 

隅から隅までしっかり読んでくれるなんて期待しないほうが賢明です。

 

ではどうすれば・・・

 

■サイトの訪問者を購入者に変えるランディングページの作り方

 

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①メールメッセージとランディングページのミスマッチをなくす

 

これは当たり前のことのようですが、

実際には40%以上のEメールのキャッチコピーが

目的のランディングページの見出しに反映されていない

という結果があります。

 

②無料オファーの手を抜かない

 

あなたがランディングページで無料提供するコンテンツは

見込み客にとって素晴らしいものですか?

 

それが宣伝文句を多用したパンフレットなどだったら

せっかくの訪問者がそこでリターンしてしまいます。

 

③情報過多にならない

 

これは、この記事の最初で

■まるで巻物? で述べたことです。

 

④キャッチコピーの注意点

 

あなたのランディングページのキャッチコピーは、

訪問者にとってメリットのあるものになっていますか?

 

そのキャッチコピーは、

A.  あなたの製品の説明中心

→「Photoshopなら髪の毛の切り抜きも自由自在!」

B.  その製品による購入者のメリット中心

→「髪の毛を切り抜く時間も半分。Photoshopならココアもゆっくり楽しめます」

さあ、どちらでしょう?

 

AとBではクリック率に差が現れるのは当然ですね。

 

このほかにも、

⑤二人称と能動的な言葉を使う

⑥とにかく分かりやすく

⑦視覚に訴える⇒見せるページに

⑧訪問者の不安を取り去る⇒証拠を掲載する

などの注意が必要です。

 

■ランディングページの失敗例

 

シルバーポップが150社のランディングページを調査した結果、多くの企業が顧客と見込み客の注意を引くことに失敗していることが分かった。

・見出しでE—Mailのキャッチコピーを繰り返していないランディングページ:45%

・見かけや印象が元のページと一致していないランディングページで顧客を混乱させているもの:30%

・記入欄が多すぎる(10項目以上)ランディングページ:45%

・訪問者の注意を散漫にするナビゲーションバーのあるページ:70%

・長すぎる(2画面以上スクロールするもの)ランディングページ:25%

*出典:ローレン・マクドナルド(Eメールマーケティングのベンチマーク 2014年5月22日)

 

■A/Bテスト

 

訪問者に対してどのくらい効果があるのかテストしていますか?

WEB制作会社に任せきりでは本当に欲しい結果は得られません。

 

あなたのターゲット・製品・サービスなどによってテストの内容を選択することが必要です。

効果を挙げるには制作会社と十分な打ち合わせをしてください。

 

【A/Bテスト例】

リンゴとブドウのどちらが売れるか?

リンゴだったら

富士と津軽(リンゴの種類)のどちらか?

富士なら・・・

というように効果のより高い(売れる)ランデングページに近づけることが必要です。

 

キャッチコピーの注意点で書いたように、

リンゴとブドウは、キャッチコピーのAかBか ということになります。

 

■キモは3つのシンプルな情報

 

最後に、キモを述べます。・・・ここだけ読んでもOKですよ(^▽^)/

 

理想的なランディングページは、

訪問者に3つのシンプルな情報を与えるだけで十分です。

①訪問者がどこにいるのか?どこにランディングしたのか
⇒キャッチコピーのミスマッチをなくして訪問者を迷わせない

②訪問者に何を提供するのか?またそれがどれだけ素晴らしいか
⇒無料オファーに手を抜かない

③その素晴らしいもの(情報)を手に入れるために、次にすべき行動は何か
⇒失敗例参照

とにかくシンプルイズベストを心がけて下さいね。

■事例紹介

お客が集まるオンライン・コンテンツの作り方


http://directlink.jp/tracking/af/1411540/po6jHAGN/

 


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著者によれば、高い収益を上げる「セールスの魔術師」たちは、「消費者心理学」という特別な「トリック」を使っているのです。
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本書は、効果が実証済みの、消費者心理学に基づく強力なセールス・テクニックを21項目に分類して解説しています。


ソーシャルメディアのあり方についてやそのとらえ方について、目から鱗の一冊だと思った。この本の価値を短く表現しているのが241ページにある。
「人は誰も自分に都合の良いように物事を解釈したがり、パターンの存在しないところにパターンを見出したがる。
あくまでも厳密な統計結果が出るまで、テストをやり遂げる自制心が必要だ」というくだりでは、思わず下を向きたくなるほど、身につまされた。
経験を積めば積むほど経験則に頼りがちになり、正しい判断から遠ざかっていくかもしれないことを忘れないためのバイブルと言えるかもしれない。