名刺とネットワーキング(人脈づくり)
■名刺はビジネスの必須アイテム?
ビジネスマンなら名刺は必須アイテム!
誰もが信じて疑わないでしょう。
では名刺を持っていなかったら困ることは?
それは、
・名刺交換ができないこと。
・自分を相手に知ってもらえないこと。
・相手に失礼にあたること。
もっともです。
でも、名刺がないと自分を相手に知ってもらえないと思うのは
名刺の力を信じ過ぎです。
ちょっと考えてみてください。
あなたは名刺交換した相手をみな覚えているでしょうか?
交流会などで、名刺をもらう立場で考えてみると、
名刺をたまたま忘れてしまった相手ほど印象に残ります。
(その時の自己紹介の方法にもよりますが・・)
逆転の発想ですが、
相手に失礼になる点からも常時使える手ではありません。
■名刺交換した相手の名前を一発で覚える方法
さて、本題ですが、
名刺交換した相手の名前を忘れてしまうのはよくあることです。
かつての私もご多分にもれず名前を覚えるのは大苦手でした。
どうしたら名刺交換の時に一発で相手の名前を憶え、
しかも忘れない方法はないものか?
経験から、一番簡単で効果のある方法を教えます。
名刺交換するとき、必ず相手と話す時間がありますが、
その際に相手を役職だけで呼ぶ人が意外と多いのです。
「社長さん・・」「先生・・」などのように。
これが最悪なんです。相手には当然名前がありますね。
会話する時は役職よりもその名前を呼ぶことです。
「〇〇社長さん・・」「◎◎先生・・」あるいは、
「〇〇さん・・」「◎◎さん・・」と。
一、二分の会話の間に
相手の名前を何度も口にすればするほど
相手の名前と顔があなたの頭にインプットされるのです。
しかも、名前を呼んでくれたあなたの顔と名前も
相手にしっかりと印象づけられるのです。
■名刺交換のタブー
「また、ご連絡ください。」
「ぜひ、一緒に仕事をしましょう。」
「〇〇が必要な時は、ぜひ当社にご連絡ください。」
せっかく名刺交換したのだからと、
ここぞとばかりにこのようなセリフを使うのは逆効果です。
名刺交換は人脈づくり(ネットワーキング)の場です。
これらのセリフは、押し売りであって
人脈づくりに資するとはとても言えません。
こんなセリフを使うのなら名刺など無用の長物。
さしあたって名刺のことは忘れてください。
■名刺の最大の効用とは?
名刺について、もう少し考えてみましょう。
名刺の効用のうちもっとも大きなものは何だと思いますか?
それは、他の人の名刺がもらえることです。
名刺を渡せば、お返しに相手からも名刺を貰えますね。
これが一番大きなこと。
上手に使えば大きな資産になるかもしれません。
ただし、あなたが名刺交換の相手を
しっかり覚えていないと意味がありませんが・・・
では二番目は?
相手に、あなたやあなたの会社を知ってもらうことでしょうか?
ストレートに言えば、名刺交換によって
相手が自分を覚えてくれるというのは希望的観測です。
あなたが相手をよく覚えていないように、
相手はもっと覚えていない可能性が高いのです。
ただ再訪問する場合、一度名刺交換していれば
随分敷居は低くなりますね。
これが二番目の効用。
名刺の束は見込み客候補の名簿です。
セールス・リード(のちの営業のキッカケ)になりますね。
さて、最後の効用は?
セミナーや展示会などで名刺を渡すと何か貰えるw
セミナー資料だったり試供品だったり、
昼食や飲み物だったりするかもしれません。
これは相手が沢山の名刺を集めたい場合です。
実際はこんなことが結構多いのかもしれません。
■誤解してはダメ
ビジネスに名刺は付き物だといっても、
名刺はそのものが
あなたに成功をもたらしてくれるわけではありません。
名刺はあなたのネットワーキング(人脈づくり)の
小道具になるだけです。
先ほども書いた通り、名刺の最も大切な役割は
相手の名刺をもらうところにあるのです。
あなたと相手を繋ぐのに最も大切なのは
相手との会話です。
そして、相手との関係は
あなたがどんな言葉を発するかで決まってしまいます。
次回は、
「すぐに使えるネットワーキングのための会話の方法」
について、具体的に書いていきます。
【推薦ビジネス書籍】
【この本のメリット】
読み終えたその日から、媒体問わず自社のPRにすぐ使える。
注目度が上がることが容易にイメージできる。
頭の固い上司に企画を通すことだって簡単に思える。
結果がリアルにイメージできれば成果は出る。
良い成果が出ればこれを使った人の評価は上がる。
・・・あなたの収入も増えるかもしれない。
そして、なにより自社製品・サービスを利用して喜んでくれる人が増える!
創業一か月で1000人の顧客を集める方法とは?
>>メアリエレン・トリビーのリストビジネスの教科書