■詐欺師からでも学べることがある
アメリカの伝説的詐欺師
ブリンクリー博士は、不能の男性に対し
ヤギの精巣を移植する手術で
巨万の富を築きました。
一見すると恐ろしい手術ですが、
彼のもとには大量の感謝状が届いたそうです。
しかし、手術の効果があったかどうかは怪しく、
きっとインチキだったのでしょう。
■「結果」の更にその先
マーケティングの格言の1つに
「ドリルを売るな 穴を売れ」
というものがあります。
これは、ドリルという商品を売らずに
穴という「結果」を売れという意味ですが、
ブリンクリー博士は手術の効果・結果を
売っていたのでしょうか?
実は、この詐欺師が売っていたものは
「結果」の更にその先を行っていました。
それは、
「自信」です。
男性としての自信です。
手術に効果があったかどうかは
全く関係ありません。
「手術をした」という事実さえあれば
男性は自信を取り戻すことができたんです。
効果があるかどうか怪しいにもかかわらず
大量の感謝状が届いたことがその証拠でしょう。
■自信を売るための不安
さらに
ブリンクリー博士は
この「自信」を売るために
次のようなメッセージを発信しました。
- 自分には何か足りないと感じていませんか?
- 自信がないのではありませんか?
- 自分はもう奥さんにとって、魅力のない存在だと思っていませんか?
- 不能のために惨めな思いをしていませんか?
こう問いかけることでブリンクリー博士は、
一度男性の自信を崩壊させ、
劣等感や不安を抱くように仕向けたのです。
彼は、
「自信喪失や個人的な不安を
増幅させる問いかけは、
強い主張や肯定的な発言よりも効果が大きい」
ということを知っていたんですね。
■悪用厳禁
ブリンクリー博士が行った手術は
およそ詐欺ですが、
マーケティングに応用すれば
恐ろしく効果を発揮します。
例えば、
- こんな英語の間違いしていませんか?
- お子さんの問題行動に悩んでいませんか?
- ほんのわずかなところで、もっと若くキレイに見えるチャンスを逃していませんか?
- 家の臭いが気になりませんか?
などなど。
歴史的に売れている広告の見出しは
劣等感や不安感を問いかけによって
与えているものが多くあります。
この技術をあなたのビジネスに
応用できれば、
きっと恐ろしいくらいの売上につながるでしょう。
ただし、悪用厳禁ですよ(笑)
このような、
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