ネガティブアピールを有効に使う
■使うときは、自己責任でお願いします
※今日これから紹介する販売方法は、
非常に強力です。
使い方を誤ると、逆効果になることがあります。
使うときは、自己責任でお願いします…※
ちょっと想像してみてください。
あなたは、寝具を販売するビジネスをしているとします。
そして、あなたは最近仕入れた新商品を
たくさんの人に買ってもらうために、
折り込みチラシを打とう考えています。
その新商品とは、
一流大学の教授と一流企業の研究機関が
共同開発した100%ダニの侵入を防止する”枕カバー”です。
価格はなんと980円です。
さて、あなたならどんなチラシを作りますか?
100%ダニの侵入を防止する
という商品の効能をアピールしますか?
一流大学の教授と一流企業の研究機関が共同開発をアピールしますか?
それとも、980円という価格の安さをアピールしますか?
・・・
・・・
・・・
商品のどのポイントをアピールにするにしろ、
もっと楽に売る方法があります。
それは、商品をアピールする前に
次のようなネガティブな情報をチラシに書いておくのです。
=================
実は、2年間使用した枕の重さの10%は、
ダニの死骸とその排泄物だと知っていましたか?
実はあなたの枕カバーには、
何千、何万匹というダニがいます。
そのダニはどんどん卵を生み続けます。
ダニの数は増えるだけではありません。
そのダニは糞を撒き散らしたり、
そのまま死んでいくダニがどんどん増えていきます。
しかも、それは日に日にそれはヒドくなっていきます。
つまり、あなたは、
毎晩ダニのトイレの中で眠っているのです。
そして、残念なことに、
どんなに洗濯してもダニの侵入は防げません。」
=================
そうやって恐怖心を煽ったところで、
次のように商品の話に移るのです。
=================
でも、大丈夫。
ダニの侵入を100%防ぐ枕カバーというのがあるんです。
これは、一流大学の教授と一流企業の研究機関が
共同開発したもので、
しかも、値段は1000円もしません」
=================
・・・
さて、どうでしょうか?
極端な例だと思いますか?
でも実際、ダニ対策をメインに打ち出している
クリーナがありますよね。
ほかにも、ダイエット、ニキビ、シミ・しわ
などをクローズアップした商品、
重大な病気から立ち直ったという
ストーリーを絡めた商品、等々・・・
TV通販を見るだけでも沢山ありますね。
このように人が持つ恐怖心を煽れば、
モノは売れやすくなります。
普通に商品の特徴をアピールして販売するよりも、
人が本来持つ心理や感情を利用する方が
圧倒的に強力なのです。
これが、
「現代広告の心理技術101」で紹介されている
消費者心理の原則の1つ、
「恐怖を利用して売る」という方法です。
↓
http://directlink.jp/tracking/af/1411540/OhCZrcqd/
追伸:
この本がいかに強力か?
特にこの「恐怖」を扱った部分に関し、
「恐怖を煽って物を買わせる方法を拡散している」
という批判があることを知って驚きました。
あくまでも事実に基づいて、
広告は作らなければなりません。
これは本の中で何度も言われていることです。
良識と常識の範囲内で利用されることを
願います。
↓
http://directlink.jp/tracking/af/1411540/OhCZrcqd/
■読者の感想
「現代広告の心理技術101」
の読者の感想です。
この本で学んだ知見をリストにして今でもよく参照しています。
一番良いのは、リスト(一覧)にしたら、自分で練習で(下手でもいいから)マネてできるだけたくさん書いてみること。
そうすると、理屈だけじゃなく自分の中のスキルとしてきっちり落とし込めると思う。ボロボロになるまで使い込める本。
とにかく実践者向け。読むだけの人は買わないほうがいい。
高橋 正様
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