あなたが飲むのは、青いピルか赤いピルか? 第1話


あの名作「マトリックス」のオープニング画面(のフェイク)です。

実際の映画には縦書きの裏返った半角カナや
注音符号なども出てきます。
このような妙な文字が混じっている理由は、
「日本のPCでは縦書きでプログラミングしている」
と監督が誰かから吹き込まれたためだとか・・・

映画自体かなり東洋的な内容だったので、
そんなこともあったのかもしれません。(笑)

さて、本題に入りましょう。

次の文章は、最近私が読んだ本の一節です。

インターネットビジネスに挫折する原因が
7分間症候群

グサグサと心に刃物を突き立てるように、
かつ大変分かりやすく迫ってきますよ(笑)

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■青いピル

「赤いピルを飲むと君は不思議の国にとどまる。
ウサギの穴がどれだけ深いか見せてあげよう。」
── 映画「マトリックス」より

複雑極まりないのがインターネットマーケティングだ。業界をリードする専門家たちは来る日も来る日も、新たなチャンスやウェブサイト、ソフトウェア、コンテンツ配信サービス、マーケティングの戦略や手法などを生み出している。膨大な量のコンテンツがツイートや投稿、サイト更新、動画、Eメールといったさまざまな形態でウェブ上に放たれ、その多さには圧倒されるばかりだ。

私に言わせれば、そういった大量のコンテンツが、成功に向けて必死に努力している人々にとって足手まといの一つとなっている。そして、それが往々にして「7分間症候群」を引き起こし、不幸にも、人生が一変するような実績をあげようとする才能豊かな無数の人々の行方を阻んでいる。

7分間症候群は、人々が持ちうる限りの能力を発揮する機会を奪う。その弊害はかすかにしか現れず、早い段階で気づくことは難しいのだが、しばらくすると影響が出始め、確実に挫折し、自信を失い、失望を招く。7分間症候群にとらわれた人は、 何をすべきかも、どうすべきかも分からなくなってしまう。

人間は不安を抱えると、自らの判断に自信が持てず、何らかの計画に着手しては中断することを繰り返し、最後までやり遂げられなくなるものだ。ゆえに、目標とする成功をもたらしてくれる意義あるものやデジタルアセット(訳註:価値のあるデジタルデータのこと。ネット上のコンテンツだけではなく、パソコン内の文書や写真、動画などもすべて含まれる。アセットは資産という意味)を生み出すことができない。

■7分間症候群


では、7分間症候群とは一体何なのか。7分間症候群を患う人は、一見して特に有害とは思えないものの、決して実績につながることのない仕事や作業で日々を浪費している。

彼らはおそらく、次のような日々を送っている。一日は、楽しいことがたくさん詰まったパソコンのスイッチを押すところから始まる。起動音を聞きながら、今日はどんな一日になるのかと胸を躍らせる。スクリーンがパッと明るくなると、こんなことを思いつくのではないだろうか。「Facebookにうちの子犬(もしくは子猫)のキュートな写真を投稿して、ネットの友達に挨拶しようかな」と。

スマートフォンを手にして子犬(もしくは子猫)の写真を一枚撮ってみたものの、室内では暗すぎるので、庭に出て再びシャッターを切る。撮影が終わったらこう思うだろう。「素敵なフレームを使えば目立つし、できるだけインパクトを与えるには画像をトリミングしなければならない。」と。

そこで、トリミングするためにソフトを立ち上げ、さらに画像フレーム用のソフトを探してダウンロードする。ここまでで無駄にした時間は7分。その7分は永久に戻ってこない。

次にメールを確認する。インターネットマーケティング業界の大統領を名乗るフランク・カーン氏からメッセージが1件届いている。それほどの人物からのメールとなれば、読まずにいられない。しかもフランクのメールはとても面白いのだ。

メールにはネットでお金を稼ぐための単純ながらも効果絶大なテクニックが書かれている。動画のリンクをクリックすると、ハイレベルな編集が施されたクールな動画が始まった。有名な映画俳優やミュージシャンが登場していれば、誰だってつい見入ってしまう。

動画が終わる頃にはさらに7分間を無駄にしている。(あるいは20分くらい過ぎているかもしれない。フランクはマーケティングの達人なのだから。) 失われた時間は二度と取り戻せないし、そこから意義あるものを生み出すことはもう絶対にできない。

それどころか、フランクの新しいマーケティング手法に感化され、「自分もその手法を始めたほうがいいのではないか。だとしたらどうやって?」と頭を悩ませる羽目になる。

続いて友人からもメールが届いていることに気づく。「恐怖の超常現象」の動画がネットで拡散していてとても面白いという。このようにして表面上は何ら差し障りのない7分間が再び過ぎていく。得るものがなく価値あるものを生み出さない7分間だ。その日の収穫は相変らず「ゼロ」のまま。

こうした行動パターンは何週間、何ヶ月、それどころか何年も続くことが多い。そして月日が経つとともに猜疑心が芽生え、 ネットでお金を稼ぐことなどできないのではないかと首をひねり、うんざりして不信感を抱くようになる。とりわけ「ネットでのお金の稼ぎ方」のハウツーを売り込むマーケターに対して、不信感を募らせる。

かつては信念を持ち、不可能なことなど何もなく成功できると信じて疑わなかったのに、今では絶対に結果が出せるという保証を必要とし、不信感と疑念にさいなまれるようになってしまった。

これが青いピルを飲んだあなたの未来だ。

 

■赤いピルを選ぶ 

自分の意思で行動し、価値を獲得する道

・・・・・・・次回に続く。

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いかがでしたか。

もしあなたが青いピルを飲んでしまっていても、
リカバリーの道は用意されています。

次回は赤いピルの効用について。

この章の紹介が済んだら、
12月10日に刊行されたばかりの、
この本の紹介もしたいと思います。

お楽しみに。

 


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