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あなたが飲むのは、青いピルか赤いピルか? 第2話

あなたが、青いピルを飲んで
7分間症候群に陥ってしまったとしても
いつでもリカバリーはできます。

でも、あなたが7分間症候群の症状を
自覚するまでに長い時間を
無駄にするかもしれません。

もし自覚症状が無くても、
成果「ゼロ」が続いているなら
少しでも早く赤いピルを飲み直すことが
重要です。

********************

■赤いピルを選ぶ 

自分の意思で行動し、価値を獲得する道
ではここで、上記のシナリオとは違うストーリーを考えてみたい。成功するか否かは、マーケティングの達人が売り込む2000ドルもの最新メソッドで決まるのではなく、毎日コンピュータの前に座って『最初の2分間で何をするか』で決まるとしたらどうだろうか。

成功を手に入れる手段は極めて単純なもので、目の前のありふれた日常に隠されているとしたら?月並みな頭脳しか持たないごく普通の人間が驚異的な成功を収めているのは「自分が何を求めているのか」「それを手にするには何をすべきか」を単に見極めているからであり、更には目指す目標、思い描く夢を達成するために『なくてはならないもの』を突き止めているからだとしたら?また、成功は誰でも手に入れられるもので、人種や宗教、主義、社会的な立場、収入、インターネット並びにマーケティングに関する知識の有無など関係ないとしたらどうだろうか。

成功をおさめるのがそれほどまでに簡単だとしたら?

1999年に公開されたSF映画『マトリックス』では、人類はコンピュータの動力源にすぎず、ロボットにコントロールされ、生み出す熱やエネルギーを吸い取られていた。

主要登場人物の一人であるモーフィアスは、ネオという若きコンピューターハッカーに赤いピルと青いピルを差し出してこう言う。「青いピルを飲むと、物語はおしまいだ。ベッドで目覚め、あとは好きに考えればよい。赤いピルを飲むと、君は不思議の国にとどまる。ウサギの穴がどれだけ深いか見せてあげよう。忘れるな。私が見せるのはすべて真実。それだけだ。」

ネオは赤いピルを手に取ると飲み込んだ。

非常に説得力のあるシーンで、ネオが生まれて初めて自分の運命を自らの手に握ったことを象徴している。目覚めると、ネオはゼリー状のものが入った 培養カプセルのなかに浮かんだ状態で生命が保たれていた。脊髄にはケーブルがつながれている。手足には感覚がなく、なかなか目を開けられない。一度も開けたことがないためだ。

ネオは、自分は地球で”生きている”と思っていたが、それが間違っていたことを知る。実際は生命が維持されているだけで、仮想現実空間である「マトリックス」に閉じ込められていたのだった。

ネオは、その時点までただの一度も自分の人生をコントロールしたことがなく、マトリックスに閉じ込められた「駒の一つ」にすぎなかった。意識的に決断したことも、どう行動すべきかを考えたこともなく、本当の意味でやりがいのある何かを成し遂げたことはなかった。
昨今、自分でいかに行動すべきか、計画を立てることなく、漂うように生きている人があまりにも多い。

行動計画とは、自分で納得できることをしながら、夢や目標に向かってぜんしんするためのものだ。行動計画を持たずに、 目の前の事柄だけを見てふらふらとさまよい、あまたのことに手を出している。手がけていることが、大きな夢の達成に、ひいては幸せをてにするうえで役立つかどうかを、立ち止まってじっくり見極めようとしない。

ブラジルの小説家、パウロ・コエーリョは小説「ザーヒル」の中でこう書いている。

エステルは人はなぜ悲しいのかと尋ねる。
「それは簡単なことだ」と老人は答える。「人は自分の個人的な来歴の物語の中に囚われになっている。誰もがこの人生の目的は、ある計画に従うことだと信じている。誰もその計画が自分のものなのか、それとも他の人のためつくられたものなのか、問うことをしない。人は、経験、記憶、もの、他人の考えを、自分が背負える以上にため込む。そして、それゆえ、自分の夢を忘れてしまう。」
───「ザーヒル」(旦敬介訳、角川書店、2006年)

ネオはゼリーで満たされた培養カプセルにじっと横たわり、自分自身で決断を下すことなくコンピュータープログラムによって生かされていた。それと同じように、インターネットマーケティングで成功をおさめたい多くの人も、あえて立ち止まって、夢や目標を達成するための独自の行動計画を検討したり決定したりしたことが一度もないのである。

愚としかいいようがない。

立ち止まって考えようともせず、目新しいことに群がる様子はさながら、明かりに引き寄せられる蛾のようだ。彼らは7分間症候群の犠牲者であり、それはひとえに、特定の目的を持たずに毎日を過ごしているからである。たとえ目的があったとしても、それは他人に与えられたものにすぎない。何かに手を出してはやめ。最後までやり遂げられない人が多いのも無理はない。なにがしかのプロジェクトに本格的に取り組み始めて着手するものの、物珍しさが薄れると、すぐに放り出してしまう。そもそも、自ら望んで立てた行動計画ではなかったからだ。

選択するのは自分である。

青いピルを選んで、あとは何も気にせず7分間の楽しみを味わうのもいいだろう。ただし、自分の意志で行動することも、価値あるものを獲得することもほとんどないままだ。

あるいは、今この瞬間に意識的に決断を下し、赤いピルを選んで計画を立ててみてはどうだろうか。そうすれば数週間、あるいは数か月のうちに日々の集中力がアップし、ビジネスを前進させる実績を積み上げていくことができるだろう。

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赤いピルを飲むまでに、
多くの無駄な時間が流れないことを願います。
(自戒を込めて)

毎朝、行動開始する時には赤いピルを飲み、
意識的な決断のもと計画を立てよう。

それが数か月先には
大きな差となって現れるのだから。

第3回は、「大切なものは何か~成功の秘訣」
について具体的な部分に突入します。

この章の紹介が済んだら、
12月10日に刊行されたばかりの、
この本の紹介をしたいと思います。

お楽しみに。

そして、お見逃しなく  (⌒∇⌒)


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あなたが飲むのは、青いピルか赤いピルか? 第1話


あの名作「マトリックス」のオープニング画面(のフェイク)です。

実際の映画には縦書きの裏返った半角カナや
注音符号なども出てきます。
このような妙な文字が混じっている理由は、
「日本のPCでは縦書きでプログラミングしている」
と監督が誰かから吹き込まれたためだとか・・・

映画自体かなり東洋的な内容だったので、
そんなこともあったのかもしれません。(笑)

さて、本題に入りましょう。

次の文章は、最近私が読んだ本の一節です。

インターネットビジネスに挫折する原因が
7分間症候群

グサグサと心に刃物を突き立てるように、
かつ大変分かりやすく迫ってきますよ(笑)

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■青いピル

「赤いピルを飲むと君は不思議の国にとどまる。
ウサギの穴がどれだけ深いか見せてあげよう。」
── 映画「マトリックス」より

複雑極まりないのがインターネットマーケティングだ。業界をリードする専門家たちは来る日も来る日も、新たなチャンスやウェブサイト、ソフトウェア、コンテンツ配信サービス、マーケティングの戦略や手法などを生み出している。膨大な量のコンテンツがツイートや投稿、サイト更新、動画、Eメールといったさまざまな形態でウェブ上に放たれ、その多さには圧倒されるばかりだ。

私に言わせれば、そういった大量のコンテンツが、成功に向けて必死に努力している人々にとって足手まといの一つとなっている。そして、それが往々にして「7分間症候群」を引き起こし、不幸にも、人生が一変するような実績をあげようとする才能豊かな無数の人々の行方を阻んでいる。

7分間症候群は、人々が持ちうる限りの能力を発揮する機会を奪う。その弊害はかすかにしか現れず、早い段階で気づくことは難しいのだが、しばらくすると影響が出始め、確実に挫折し、自信を失い、失望を招く。7分間症候群にとらわれた人は、 何をすべきかも、どうすべきかも分からなくなってしまう。

人間は不安を抱えると、自らの判断に自信が持てず、何らかの計画に着手しては中断することを繰り返し、最後までやり遂げられなくなるものだ。ゆえに、目標とする成功をもたらしてくれる意義あるものやデジタルアセット(訳註:価値のあるデジタルデータのこと。ネット上のコンテンツだけではなく、パソコン内の文書や写真、動画などもすべて含まれる。アセットは資産という意味)を生み出すことができない。

■7分間症候群


では、7分間症候群とは一体何なのか。7分間症候群を患う人は、一見して特に有害とは思えないものの、決して実績につながることのない仕事や作業で日々を浪費している。

彼らはおそらく、次のような日々を送っている。一日は、楽しいことがたくさん詰まったパソコンのスイッチを押すところから始まる。起動音を聞きながら、今日はどんな一日になるのかと胸を躍らせる。スクリーンがパッと明るくなると、こんなことを思いつくのではないだろうか。「Facebookにうちの子犬(もしくは子猫)のキュートな写真を投稿して、ネットの友達に挨拶しようかな」と。

スマートフォンを手にして子犬(もしくは子猫)の写真を一枚撮ってみたものの、室内では暗すぎるので、庭に出て再びシャッターを切る。撮影が終わったらこう思うだろう。「素敵なフレームを使えば目立つし、できるだけインパクトを与えるには画像をトリミングしなければならない。」と。

そこで、トリミングするためにソフトを立ち上げ、さらに画像フレーム用のソフトを探してダウンロードする。ここまでで無駄にした時間は7分。その7分は永久に戻ってこない。

次にメールを確認する。インターネットマーケティング業界の大統領を名乗るフランク・カーン氏からメッセージが1件届いている。それほどの人物からのメールとなれば、読まずにいられない。しかもフランクのメールはとても面白いのだ。

メールにはネットでお金を稼ぐための単純ながらも効果絶大なテクニックが書かれている。動画のリンクをクリックすると、ハイレベルな編集が施されたクールな動画が始まった。有名な映画俳優やミュージシャンが登場していれば、誰だってつい見入ってしまう。

動画が終わる頃にはさらに7分間を無駄にしている。(あるいは20分くらい過ぎているかもしれない。フランクはマーケティングの達人なのだから。) 失われた時間は二度と取り戻せないし、そこから意義あるものを生み出すことはもう絶対にできない。

それどころか、フランクの新しいマーケティング手法に感化され、「自分もその手法を始めたほうがいいのではないか。だとしたらどうやって?」と頭を悩ませる羽目になる。

続いて友人からもメールが届いていることに気づく。「恐怖の超常現象」の動画がネットで拡散していてとても面白いという。このようにして表面上は何ら差し障りのない7分間が再び過ぎていく。得るものがなく価値あるものを生み出さない7分間だ。その日の収穫は相変らず「ゼロ」のまま。

こうした行動パターンは何週間、何ヶ月、それどころか何年も続くことが多い。そして月日が経つとともに猜疑心が芽生え、 ネットでお金を稼ぐことなどできないのではないかと首をひねり、うんざりして不信感を抱くようになる。とりわけ「ネットでのお金の稼ぎ方」のハウツーを売り込むマーケターに対して、不信感を募らせる。

かつては信念を持ち、不可能なことなど何もなく成功できると信じて疑わなかったのに、今では絶対に結果が出せるという保証を必要とし、不信感と疑念にさいなまれるようになってしまった。

これが青いピルを飲んだあなたの未来だ。

 

■赤いピルを選ぶ 

自分の意思で行動し、価値を獲得する道

・・・・・・・次回に続く。

********************

いかがでしたか。

もしあなたが青いピルを飲んでしまっていても、
リカバリーの道は用意されています。

次回は赤いピルの効用について。

この章の紹介が済んだら、
12月10日に刊行されたばかりの、
この本の紹介もしたいと思います。

お楽しみに。

 


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