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あなたが飲むのは、青いピルか赤いピルか? 第2話

あなたが、青いピルを飲んで
7分間症候群に陥ってしまったとしても
いつでもリカバリーはできます。

でも、あなたが7分間症候群の症状を
自覚するまでに長い時間を
無駄にするかもしれません。

もし自覚症状が無くても、
成果「ゼロ」が続いているなら
少しでも早く赤いピルを飲み直すことが
重要です。

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■赤いピルを選ぶ 

自分の意思で行動し、価値を獲得する道
ではここで、上記のシナリオとは違うストーリーを考えてみたい。成功するか否かは、マーケティングの達人が売り込む2000ドルもの最新メソッドで決まるのではなく、毎日コンピュータの前に座って『最初の2分間で何をするか』で決まるとしたらどうだろうか。

成功を手に入れる手段は極めて単純なもので、目の前のありふれた日常に隠されているとしたら?月並みな頭脳しか持たないごく普通の人間が驚異的な成功を収めているのは「自分が何を求めているのか」「それを手にするには何をすべきか」を単に見極めているからであり、更には目指す目標、思い描く夢を達成するために『なくてはならないもの』を突き止めているからだとしたら?また、成功は誰でも手に入れられるもので、人種や宗教、主義、社会的な立場、収入、インターネット並びにマーケティングに関する知識の有無など関係ないとしたらどうだろうか。

成功をおさめるのがそれほどまでに簡単だとしたら?

1999年に公開されたSF映画『マトリックス』では、人類はコンピュータの動力源にすぎず、ロボットにコントロールされ、生み出す熱やエネルギーを吸い取られていた。

主要登場人物の一人であるモーフィアスは、ネオという若きコンピューターハッカーに赤いピルと青いピルを差し出してこう言う。「青いピルを飲むと、物語はおしまいだ。ベッドで目覚め、あとは好きに考えればよい。赤いピルを飲むと、君は不思議の国にとどまる。ウサギの穴がどれだけ深いか見せてあげよう。忘れるな。私が見せるのはすべて真実。それだけだ。」

ネオは赤いピルを手に取ると飲み込んだ。

非常に説得力のあるシーンで、ネオが生まれて初めて自分の運命を自らの手に握ったことを象徴している。目覚めると、ネオはゼリー状のものが入った 培養カプセルのなかに浮かんだ状態で生命が保たれていた。脊髄にはケーブルがつながれている。手足には感覚がなく、なかなか目を開けられない。一度も開けたことがないためだ。

ネオは、自分は地球で”生きている”と思っていたが、それが間違っていたことを知る。実際は生命が維持されているだけで、仮想現実空間である「マトリックス」に閉じ込められていたのだった。

ネオは、その時点までただの一度も自分の人生をコントロールしたことがなく、マトリックスに閉じ込められた「駒の一つ」にすぎなかった。意識的に決断したことも、どう行動すべきかを考えたこともなく、本当の意味でやりがいのある何かを成し遂げたことはなかった。
昨今、自分でいかに行動すべきか、計画を立てることなく、漂うように生きている人があまりにも多い。

行動計画とは、自分で納得できることをしながら、夢や目標に向かってぜんしんするためのものだ。行動計画を持たずに、 目の前の事柄だけを見てふらふらとさまよい、あまたのことに手を出している。手がけていることが、大きな夢の達成に、ひいては幸せをてにするうえで役立つかどうかを、立ち止まってじっくり見極めようとしない。

ブラジルの小説家、パウロ・コエーリョは小説「ザーヒル」の中でこう書いている。

エステルは人はなぜ悲しいのかと尋ねる。
「それは簡単なことだ」と老人は答える。「人は自分の個人的な来歴の物語の中に囚われになっている。誰もがこの人生の目的は、ある計画に従うことだと信じている。誰もその計画が自分のものなのか、それとも他の人のためつくられたものなのか、問うことをしない。人は、経験、記憶、もの、他人の考えを、自分が背負える以上にため込む。そして、それゆえ、自分の夢を忘れてしまう。」
───「ザーヒル」(旦敬介訳、角川書店、2006年)

ネオはゼリーで満たされた培養カプセルにじっと横たわり、自分自身で決断を下すことなくコンピュータープログラムによって生かされていた。それと同じように、インターネットマーケティングで成功をおさめたい多くの人も、あえて立ち止まって、夢や目標を達成するための独自の行動計画を検討したり決定したりしたことが一度もないのである。

愚としかいいようがない。

立ち止まって考えようともせず、目新しいことに群がる様子はさながら、明かりに引き寄せられる蛾のようだ。彼らは7分間症候群の犠牲者であり、それはひとえに、特定の目的を持たずに毎日を過ごしているからである。たとえ目的があったとしても、それは他人に与えられたものにすぎない。何かに手を出してはやめ。最後までやり遂げられない人が多いのも無理はない。なにがしかのプロジェクトに本格的に取り組み始めて着手するものの、物珍しさが薄れると、すぐに放り出してしまう。そもそも、自ら望んで立てた行動計画ではなかったからだ。

選択するのは自分である。

青いピルを選んで、あとは何も気にせず7分間の楽しみを味わうのもいいだろう。ただし、自分の意志で行動することも、価値あるものを獲得することもほとんどないままだ。

あるいは、今この瞬間に意識的に決断を下し、赤いピルを選んで計画を立ててみてはどうだろうか。そうすれば数週間、あるいは数か月のうちに日々の集中力がアップし、ビジネスを前進させる実績を積み上げていくことができるだろう。

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赤いピルを飲むまでに、
多くの無駄な時間が流れないことを願います。
(自戒を込めて)

毎朝、行動開始する時には赤いピルを飲み、
意識的な決断のもと計画を立てよう。

それが数か月先には
大きな差となって現れるのだから。

第3回は、「大切なものは何か~成功の秘訣」
について具体的な部分に突入します。

この章の紹介が済んだら、
12月10日に刊行されたばかりの、
この本の紹介をしたいと思います。

お楽しみに。

そして、お見逃しなく  (⌒∇⌒)


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