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仕事を減らすほど、お金が入ってくる?

 

■長時間労働...仕方ない?

 

あなたに質問です。

ビジネスで成果を出すためには、
誰よりも長く働くことが必要だと思いますか?

特に、自営や小規模の会社では、
長く働くのが美徳のように考えられていて、

朝から晩まで休みなしで働いている人も
多いのではないでしょうか?

実際私も若いころには、80時間/月の残業
は当たり前のようにこなしていました。
(さほど苦痛でもなかったのですが・・)
・・・・私の業界は3Kを自負していました(笑)

ですが、

世界No.1の「億万長者メーカー」として知られ、
数多くの人のビジネスを成功に導いてきた
ダン・ケネディによると、

真実は、
誰よりも長く働くことは、起業家にとって最高の道ではない
というのです。

それはなぜか?

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グレイザー・ケネディ・インサイダー・サークル
(ダン・ケネディが主催し、経営者へ情報を提供する会員組織)
のプラチナ会員で、

私のクライアントロン・ルグランは、
こんな格言を言っている。

「仕事」をやらなければやらないほど、お金が入ってくる。

ロンは不動産投資で大成功していて、
起業家としても何百というプロジェクトを抱えている。

ただし、この格言の解釈には気をつけなければならない。

文字通り労働時間を半分に減らし、
残りはハンモックで昼寝をして収入が跳ね上がるのを
待つというのはありえない話だ

しかし、格言を自分に当てはめる方法はいくつもある。

例えば、
他人に任せられる「仕事」を 自分でやってしまう時間を減らせば、

自分にしかできないことをやる時間が増え、
収入が上がる。

あるいは興味のないこと、
達成感の感じられない「仕事」が多すぎると思うなら、
それを減らして、
楽しいと思えることを多くやるようにすれば、収入が上がる。

ビジネスの成功は種のない手品だ。

ビジネスに成功し、
しかも良い人生を送るのは、

もっと高度でハードルは高いが、
骨の折り甲斐のある手品といえよう。

覚悟を決めた人間はどんなことも可能なのだから、
最高の結果を求めて目標を設定してみてはどうだろうか?

起業家の中には、
仕事第一の行動に自分の親しい人々を
巻き込んでしまう人もいる。

ドミノ・ピザの創業者、トム・モナガンは、
出張や休暇でどこかに出かけようとも、

必ず手頃なピザ屋に入ってその店をチェックしてしまう
自分に付き合ってくれる妻に非常に感謝していると語っている。

こんなふうに、起業家としての情熱を同じように共有して
うまくいっている幸運なカップルもある。

しかし、自分が従業員から起業家に
大きく転身しようとしているのに、
配偶者が元のままでいいと思っていたらどうだろう。

あるいは、起業家としての情熱を第一に考えている
相手とはつきあいきれないと配偶者が考えていたら?

その関係が終わってしまうこともあるだろう。

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ダン・ケネディ
億万長者の不況に強い
ビジネス戦略
P 51より(この本もずいぶんくたびれましたw)

 

■被害者はあなただけではない

 

このように誰よりも長く働くことは、
起業家にとって最高の道ではないのです。

あなたが良いと思って仕事ばかりしていては
周りの人の共感も得られないし、

最悪、家族や周囲の人との人間関係が
破綻しかねないのです。

大切なのは仕事に対する情熱と他の情熱との
バランスをとることです。

実際、もともとワーカホリックだった
ダン・ケネディでさえも、

「自分が事業に関与する範囲と責任を減らしたところ、
逆に収入が増えた」と、

この本で告白しています。
つまり、

長く働いている限り、
あなたのビジネスも私生活もうまくはいかないのです。

そうならないためには、
最高の価値を作り出し、
最高の生産性を上げることに集中して、

人より少なく働く方法を見つけるほうが
ずっと役に立つし、

より良い成果を出すことができるということです。


■ワーク・ライフ・バランス

 

最近注目されているのがまさにこれ。

ワーク・ライフ・バランス( work–life balance)
は、もう耳慣れた言葉になりましたね。

「仕事と生活の調和」と訳され、
「一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、
仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などに
おいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に
応じて多様な生き方が選択・実現できること」
と定義されています。

こんな小難しいことを敢えて定義されなくても、
ダン・ケネディははるか以前に提唱していたのです。


■不変の真実

 

「仕事を減らすほど、お金が入ってくる」
というのは、

ダン・ケネディが明かす、
ビジネスで確実に成果を出すための
不変の真実19個のうちの1つです。

これらの中のいくつかでも実践すれば、
あなたは短期間でビジネスを改善できるでしょう。

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ソーシャルメディアのあり方についてやそのとらえ方について、目から鱗の一冊だと思った。この本の価値を短く表現しているのが241ページにある。
「人は誰も自分に都合の良いように物事を解釈したがり、パターンの存在しないところにパターンを見出したがる。
あくまでも厳密な統計結果が出るまで、テストをやり遂げる自制心が必要だ」というくだりでは、思わず下を向きたくなるほど、身につまされた。
経験を積めば積むほど経験則に頼りがちになり、正しい判断から遠ざかっていくかもしれないことを忘れないためのバイブルと言えるかもしれない。