ストーリーの法則
■ストーリーの力
先日からストーリーの大切さを述べてきましたが、
ストーリーとは何のためにあるのでしょうか?
一言でいえば、
ストーリーとは顧客の共感を得るためのブランド戦略です。
先日の例に挙げたギガちゃんたちのストーリーは
まず思いっきり私たち見込み客の興味を惹き、
さらにその興味をエンドレスで引っ張る戦略です。
その理由はモバイルキャリア3社の商品にあります。
一度契約すると、最低でも2年間にわたり
月利用料金という権利収入が発生するからです。
さらに、
シェア拡大が企業の生死を決めるので、
良し悪しは別にして、エンドレスの
乗り換え客獲得競争にはまってしまうのです。
ですから、この例の場合は
共感は興味と同義になります。
この3社のストーリー戦略がいつまで続くのか見ものですよ(笑)
■誰でも使えるブランドストーリー
このTV戦略は資金が潤沢な大手企業しか使えませんが、
ここで一番大切なのは
「ストーリーとは、顧客の共感を得るためのブランド戦略だ」
ということです。
これは裏を返せば、共感を得ることができれば、
中小零細企業でもお店でも、さらに個人でも
ブランディングできることになります。
方法さえ間違えなければ…
それでは、あなた、あるいはあなたの所属する組織から
説得力のあるストーリーを引き出すにはどうしたらいいでしょうか?
ブランドストーリーを、顧客に共感してもらえる
魅力的な形で語るにはどうしたらいいでしょうか?
■ストーリーの条件
その要点を箇条書きにします。
(それぞれの理由を考えてみてください)
⒈真実であること
⒉人間味があること
⒊オリジナリティがあること
⒋顧客の役に立つこと
⒌顧客を主人公にすること
⒍長期的なビジネス戦略に沿ったものであること
以前紹介した
「コンテンツマーケティング64の法則」の中で
著者のアン・ハンドリーが言っています。
Ann Handley
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■10のヒント
次回は、それぞれの要点をもう少し詳しく掘り下げます。
そして、あなた(あなたの会社)のストーリーを考える
10のヒントをお伝えしようと思います。
個人事業主の方も中小企業の経営者も、お店のご主人も
お金のかからないブランディングができるのが
このストーリーマーケティングです。